多くの会計事務所が認定支援機関となって、顧問先中小企業の成長・再生の支援を応援したいと思っています。会計事務所単位で、事務所役職員向けに「経営コンサルティング」「社外役員」になることや案件相談の情報交換・セミナーのご支援を考えています。

 

　銀行出身のわたくしがコンサルタントとして独立し、資金調達の助言・相談・指導の業務を進める中で、会計事務所とのお付き合いが始まりました。金融機関だけでは中小企業の成長支援や再生指導はできず、中小企業に入り込んで汗を流し、信頼を得ている会計事務所の協力が欠かせないことが分かりました。もはや中小企業の融資を金融機関から円滑に受けるためには会計事務所の支援が必要であることは明白です。「ローカルベンチマーク」や「金融仲介機能のベンチマーク」に示されているように、地域金融機関と会計事務所等との連携が必須です。正に、認定支援機関となって、中小企業と伴走することが大切であると思いました。
　とは言っても、銀行が会計事務所のことを知らないように、会計事務所も銀行のことを知らないことがあります。会計人の皆様も、金融機関の実情を知って、是非、顧問先の成長戦略、内部統制、資金調達円滑化などの経営コンサルティングを行うと同時に、更には「社外役員」となって、中小企業を真に支援できるようにそのスキルを深めていただきたいと思います。中小企業のために、その成長発展に貢献して、地域活性化を進めて頂きたいと思います。